CINQUESTELLE NEW PROJECT _02

CINQUESTELLE NEW PROJECT _02

 

2023年秋から、チンクエステッレと日本で新たな一歩を踏み出すDiadora。この新プロジェクトがスタートするまでの過程を、あらゆる角度から探っていきます。

 

CINQUESTELLE
NEW PROJECT Diadora #02

 

202212月、Diadora本社に訪問。アーカイブミュージアムに展示されたブランドの歴史、ブランドの姿勢に魅了された。本格的に日本市場のパートナーになるための交渉が始まりました。

 

 

Diadora本社に到着し、関係者との挨拶を終えて、アーカイブミュージアムへ移動。1948年から現代までのブランドの歩みを知る。ミュージアムは創業当初につくられたマウンテンシューズの展示から始まる。1960年代からスポーツカテゴリーへ進出。サッカーでは、ロベルトバッジョやフランチェスコ トッティなど、誰もが知るレジェンドたちが実際に使用していたサッカースパイクが展示されている。Diadoraの歴史と数多くの栄光を手に入れたアスリートたちの軌跡が、このミュージアムに集約されていた。

 

白い壁、ショーケースに囲まれたアーカイブミュージアムは、Diadoraがどれほど偉大なブランドなのかを私たちに知らしめた。チンクエステッレはこれまで、イタリアのスニーカーブランドを日本に届けてきたが、これほど市場規模が大きいブランドと関わることは初めてだ。今も続く偉大なレジェンドとの関係性、グローバルブランドとしての責任と取組。偉大なブランドをどのように日本市場に届けるか?私たちにとって非常に大きな挑戦の一つがはじまる。

 

 

イタリア本社には商品開発する全ての機能が集約されている。デザインチームがいるワークスペースの壁一面には、さまざまな商品企画案がずらっと並ぶ。写真撮影は一切禁止。Diadoraの各コレクションごとにワークスペースがあり、ここでは多くの社員が常に新しいクリエイティブを生み続けている。

 

そしてDiadoraの品質へのこだわりは飛び抜けている。本社にはCRD(Centro Ricerche Diadora)という商品開発研究に特化した施設を構えている。約1世紀の長い時間、イタリア北東部でパフォーマンスシューズに関する開発、 製造技術を提供してきた地元コミュニティの歴史に基づいて構築されている。科学に基づき、最新技術で開発されたプロダクトの質とシューズの履き心地は本当に最高だ。

 

 

 

もちろん本社には靴工場も併設されている。MADE IN ITALYのアイテムはこの場所で作られている。2023秋冬シーズンのおすすめアイテム"ATOMO V7000"もここで製造された。現在マーケットで唯一存在するMADE IN ITALYのランニングシューズだ。

 

 

視察を得て、Diadoraがどれほど素晴らしいブランドなのかを理解して、イタリアの厳しい寒さを忘れるほど心が熱くなった。私たちはこのブランドのプロダクトを日本市場へ、責任を持って届けていく。この世界には素晴らしいプロダクトは数多くあるが、Diadoraもその一つだ。一日でも早くこのプロダクトたちを日本のお客様に届けるために、イタリア本国との交渉がこの日から始まった。